名美アートフェア2024【ブース詳細】
名美アートフェア2024、前田壽仙堂ブースの詳細です。
当店では毎年、郷土美術を広く皆様に親しんでいただけるよう、様々な趣向と切り口で、テーマ展示を行っております。
昨年、尾張の郷土美術を顕彰・啓蒙していた地元コレクターたちによる美術展観である「第1回 一樂會」が行われてからちょうど100周年の節目の年にあたり、名美アートフェア2023ではそれにちなんだ展示をいたしました。
一樂會は「第1回」から「第4回」まで行われておりますので、今年も引き続き、一樂會に関連した展示を行います。
今回は2回目を特集します。
一樂會とは?
毎度毎度、紹介するのもアレなんで、過去の記事をご覧ください。
要するに「有志のコレクターたちによる、美術品の展示を通じての、郷土美術の研究と顕彰を行うアートサロン」という認識でよいと思います。
第二回・一樂會の内容とは?
『一樂會誌二』の緒言には「樂焼に関するものを主として」とあります。具体的に列挙すると…
渡辺又日庵・永井春秋園・馬場一巣・梶玄及斎・飯田布袋堂・安藤百曲・吉田五朗・廬山焼・豊助焼(豊楽焼)・笹島焼・酔雪焼・萩山焼・正三焼・有我焼
が挙げられています。
個人名は「茶人の手捻りとして、楽茶碗を作った人」であり、焼き物の名称は「楽焼を手掛けていた江戸期の尾張周辺の窯」が挙げられています。
前回アートフェアでは、第一回一樂會を網羅しましたが…さすがに2回目のラインナップを全て網羅するのは難しいので…
「豊楽焼」「笹島焼」「酔雪焼」「萩山焼」を展示いたします。(これとは別に、一部スポットで取り上げる人がいるかも?)
過去の勉強部屋でも取り上げていますので、復習したい方はこちらからどうぞ。