名美アートフェア2025

名古屋美術倶楽部での催しの御案内です。
最終日には講演会も予定しております。詳しくは名古屋美術倶楽部のウェブサイトをご確認ください。
前田壽仙堂ブース予告編
例年、当店ではテーマを決めて展示をしていますが…今年も…。
一樂會・100周年 顕彰企画
第3弾です。
2023年のアートフェアが第1弾。その次の2024年のアートフェアが第2弾。
一樂會とは?とか、詳しい事は過去の投稿をご覧ください…。
今回は第3回一樂會を取り上げます。一応、第1回が大正12年6月に開催され、第2回は大正12年10月開催。第1回が1923年でしたが、2回目も同じ年にやっているため、以降は厳密にいうと「100周年」とは言えません。第3回が大正13年の夏ですからね。
名美アートフェアは年に1回ですので…これはもう、仕方がないです。
第三回・一樂會の内容とは?
第1回、第2回と、次第にその規模がデカくなっていく一樂會。
きっと最初に展観を見に来た人の中に…

おお…ワシもこんな感じの骨董品持っとるぞ?
みんなに見てもらおうか

うわぁ…面白いなあ。俺も何かないか探してみよう!
仲間に入れてほしい…
こんな感じで、ネットワークが広がり、また感化された来場者がいたはずです。
実際、第2回以降、美術品を持ち寄ったとされる所蔵者が増えております。
名古屋、中京地区に限らず、関西からも…。
展観品を提供した所蔵者の中に、後に滴翠美術館のコレクションのもととなった、当世の国焼コレクター・山口吉郎兵衛の名前も。
するとどうでしょう……きっと「これもやろう」「あれもやってほしい」と方々から、希望の声が上がったのだと推測します。
この第三回、風呂敷をとんでもなく広げまくって、めちゃくちゃ多岐にわたる展観をしているのです…。
一覧にしますと、以下の通り…。
尾張の四卿(光友・斉朝・斉荘・義宜)、高須松平家(松平義建)、竹腰篷月、御深井焼、戸山楽々園焼、玄々斎、浦蓮也、柳生流々、高田太郎庵、川村曲全斎、宗知、蝸牛庵、秋輔、原田泥亀、爲足庵の日義日経師、日潤上人、二階堂昇庵、今泉源内、朝倉自生庵、平尾数也・六代、七代、正木惣三郎、正木伊織、岡谷二珪、間宮撫松、横山鈴翁、石橋蘿窓、久田耕甫、松尾宗二
多すぎ…………(笑)
ハッキリ言って、アートフェアの1ブースでは、とても対応しきれません。
ですので、今回からは数回のアートフェアに分けて、顕彰企画をやります。
2025年のアートフェアでは…
- 尾張のお殿様
- 高須松平家
- 御深井焼
- 戸山焼、楽々園焼
に絞って、展示を行います。ざっくりと「尾張藩主と焼き物」がテーマみたいなもんですね。
詳細はまた後日、ご紹介いたします。