鶴舞焼 寳生院御紋茶碗
鶴舞焼
寳生院御紋茶碗
「寳生院御紋」=梅鉢紋
正面に白い釉薬で描かれているのは梅鉢紋です。
当ウェブサイトでも御馴染みの紋章。ウチの場合は「丸に梅鉢」という家紋です。※なお、前田はマエダでも、加賀前田家とはまた別の家系です…。
梅は日本人とはとても古くから馴染みのある植物であり、長く愛され続けてきました。
北野山真福寺宝生院
なかなかこの名前で呼ばれても、いまいちピンと来ないかもしれません。
地元・名古屋の方なら「大須観音」と言った方が、より分かりやすいですね。この梅鉢紋は大須観音のシンボルマークなのです。正式名称から分かるように、大須観音は元々北野天満宮の別当寺としての縁起があります。大須観音の縁起については、公式ホームページに詳しい説明がございますので、気になる方はそちらもどうぞ。
鶴舞焼
高台脇に「山古」の印あり、こちらは大正-昭和の頃の焼き物、鶴舞焼です。
箱にも「寳生院御紋」とありますので、大須観音の何かしらの記念で作られたものだと思われます。
鶴舞焼についてはこちらを参照ください。