名美アートフェア2019【終了】

20回記念の名美アートフェア2019は無事に終了いたしました。

3日間、お足元の悪い中、たくさんのお客様にご来場頂きまして、盛況のうちに終えることが出来ました。

ありがとうございました。

知識の共有

狂言もたのしかったですね!僕も午前中の「井戸茶碗」を見させていただきました。

この話には「高価な茶碗を口上手に売りつける道具屋」という、分かりやす~いワルモノが登場するのですが…

これを道具屋の集まりである、名古屋美術倶楽部でやる、という…懐の深さね(笑)

当日のブース出店しているリアル業者(○○○ヤ、○○屋、御○○)の屋号まで出てきて、爆笑でしたね。

演目のあと、狂言共同社の井上松次郎さんによる解説も楽しく、「ある程度の前提知識の共有が演者と観客の間にできてこその面白さ」というお話は、美術商としても考えさせられるお話でしたね。

これは狂言に限らず、いろんな分野でも言える話だと思います。

「知識の共有」という意味では、今回の「地下鉄」は…まあまあアリだったかなー、と思います。

なかなか、「尾張の国焼」という分野を深く知っていただいている方は少ないです。

本当はこの分野のお話自体を深く知っていただける方にこそ、道具もより楽しく、より魅力的に感じてもらえるのです。

でも、そうじゃない人たちも、「何かしら共有できる知識」があれば、何も知らない美術品でも、きっと違った見え方があると思うのです。

今回はそれが「地下鉄」だった、ということで…楽しんでいただけたら、幸いです。

こういう試みは今後も続けていかなきゃなーと、井上さんのお話を聞きながら思いました。

「自分たちもこの世界を楽しんでもらえるよう、努力します。皆さんもしっかりと勉強してください。もっともっと、楽しいですよ」

という井上さんのスタンス…見習わなければ… r(・∀・;)

そのうち、勉強部屋で地下鉄のおさらいもしましょうか。

(まだ御深井焼が終わってないですし…はよ、やらな…)

次回は何しよっかな

「知識の共有」で、モノの見え方が変わってくる。見えてなかった何かが、見えてくる。

手を変え、品を変え、切り口を変え、いろんな「モノの魅せ方」を試行錯誤しています。

来年はさらに別の方法で、お客様の「モノとの対峙の仕方」を提案していけないかな…と、画策中です。

アートフェアは「美術品の展示即売会」なのですが…。

商売度外視で奇抜なことをやらかしまくってる前田壽仙堂。

来年も、やらかしましょう…乞うご期待!(´∀`)

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