前田壽仙堂

鳳造作 志野水指

市江鳳造、76歳の作品

市江鳳造は江戸後期の尾張藩士です。茶の湯を好み、同じ尾張藩士である平沢九朗から製陶の指導を受けている人でもあります。後々、勉強部屋でも取り上げたい尾張の茶人の一人ですね。

器径:約17cm、高さ(摘み含):17cm、結構ずっしりとした志野の水指です。大きさはそこまで大きくないのですが、やはり志野の水指となると、なかなかの存在感があります。

鉄絵による絵付けは桃山の古陶に倣ったものでしょうか。腰際には、ほんのり緋色もでています。春岱の指導があったか、もしくは春岱が焼いたか、絶妙な志野の焼きあがりです。このあたりにも志野の古陶を意識した造りを感じさせます。

畳付には「七十六翁 利棗」の彫銘、共蓋の裏側にも「七十六翁」の彫銘と「利棗」の瓢箪印が捺されていいます。

6月23日~25日の名美アートフェア2017で展示予定の商品です。

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